隣の席の姫野くん。
「んじゃ、撮るよー!」
写真をとる瞬間に、
「姫野なんかだいっきらい!」
って言ってやった。
「ええ!?」
昂が驚いた瞬間にシャッター音。
ぷぷぷ…
これ、ぜったい昂変な顔だよ。
ざまぁみろ。
私の言葉に肩を落とす昂が可哀想になってきた。
「でも、まぁ…。私の隣は昂しかありえないから」
私がそう言うと
「顔赤くして言うな!我慢できなくなるぞ!」
姫野も顔を赤くして、言い返してきた。