なめてんの?
約束通り、楓は栗田くんの話を始めた。







「沙彩、気にしなくていいからね」






「ええっ?」






「栗田くんのこと! 
ほら、栗田君、沙彩のこと好きだったでしょ? 私、気にしてないし」







そう言って舌をぺろっと出す楓。






言わなくても分かってた。






私の気持ちなんて、なんでも分かっちゃう楓。






「それに私、栗田くんと付き合うことになったから!!」






「ええええ!!!」






なんか、展開急すぎない?






昨日、介が栗田くんと話をするって言ってたような…。







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