なめてんの?

☆ 意地悪王子様からの強制。

「おい大和…。もういいから。俺から話させろ。お前は手越と一緒にいろ」







「なんだよ、照れちゃって!じゃ、頑張ってよ?」







「当たり前」







急に介が栗田くんにそう言うと、栗田くんは私に向かって口パクで



「が・ん・ば・っ・て!」と言うと、楓の方に寄り添っていった。







「おい! ……沙彩」






「え…?」







「これ、“絶対服従その三”。今から俺の言うこと、絶対に笑ったりするなよ?」







真剣な顔で言ってくる介。






「し、真剣な話だったら……絶対に笑わない…っ」






「おっけい。んじゃ、言うけど俺……お前が初恋」




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