なめてんの?
言ったのは沙彩だった。







手越も驚いて、沙彩の方を見ていた。







「私、介と栗田くんのこと、応援してるから…。

デビューしたら、絶対帰ってきてね?


絶対…絶対帰ってきてね……?いつまでもずっと待ってるから…」







「「……」」







「私もよ。もう決まったことなら、どうしようもないし応援するしかないじゃん?


二人とも、歌がうまいんだったらそれをいかさないと、ね?」







結局、俺たちはクラスの奴らや、沙彩、手越に惜しまれながら東京へ向かった。







大和と一緒に誓った。








「絶対にデビューして二人を幸せにする」






って。







これだけを胸に、俺たちはやっていく…。




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