なめてんの?
あ、そっか。
私にどう思われようと気にしないってことか。





私なんてなんの影響力もない、
ちっぽけな人間だから。





まぁいいや。早く教科書持って帰ろう。と思っていたのに…





「お前、名前は?」





話しかけられてるし…。最悪。

 



やっぱり、約半年間一緒に過ごして来たのに
存在も名前も覚えられていないなんて
スゴくショックだ……。





確かに、三舟くんからしたら私なんて何とも思われてないんだね。




「は、遙沙彩です……」





「あっそ……。可愛い名前してんな」





「っ!!」





思わずドキっとしちゃった…。





いくら名前を褒めているんだとはいえ、
こんなイケメンに言われたら
ドキドキするよ……!!




“モテまくり”って言葉にも納得。



< 6 / 431 >

この作品をシェア

pagetop