なめてんの?
別に私のことそんなに警戒しなくても…。
人一倍恐がりだし……別に大丈夫なのに。




別に逃げもしなけりゃ隠れもしないよ。





この内気な性格、どうにかならないかな…?




っていうか私、早く帰って勉強しないと!





「さっ……さようなら!」





「おい、待てよ」





少し離れたところにいたはずの三舟くんが、いつの間にか、私のそばにいて、
腕を掴まれた…。





「っ!!」





「なに顔赤くしてんの?」





口角を少し上げて笑う三舟くん。何なの?





そりゃ、顔もちょっとは赤くなるよ!




だ、だって…すぐ目の前に中性的で綺麗な顔があるんだから!!




しかもスゴく強引で。
こういうの、なんて言うんだっけ? 
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