空を舞う桜




「美和、葵達が心配してる。」




やっぱり…。



「戻らなきゃだめ?」




「当たり前だろ」




ハル、即答。




「お願いっ!」




あたしは手を合わせてハルにお願いしてみる。



だって本当に、今は頭の整理がつかない。




「……わかったよ」





「え、やったぁ!ありがとうハル!」




満面の笑みでお礼を言ったらハルに顔を逸らされた。




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