鬼上司?と嘘恋から始めるスイートラブ
「よかったじゃない。言ったでしょ。みんなが幸せになる方法はあるのよ。あんたはね、自己犠牲タイプすぎるのよ。自分が我慢すればなんて美徳は結局身を滅ぼすの。だいたいそんなことばかりしてたらこの先のママ友戦争でやられるわよ」

琴美に報告したのは、次の日の夜。一人暮らしをしている琴美の家に、仕事帰りにお邪魔させてもらってそのまま、泊まらせてもらった。いい報告しか聞かないと言っていたから、私が向かうと琴美は、私が好きなものをたくさん作って待ってくれていた。
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「・・・ごめんね、琴美」

唐揚げやサラダを取り皿に入れてくれている琴美に切り出した。琴美はその「ごめん」には答えず、「それで?どうなったの?」と一言。

「全部丸くおさまったよ。お父さんはピロリ菌の胃潰瘍だったし、義理の兄妹は結婚出来るということも知った。だから私たち、決めたの。クリスマスイヴに、結婚するって」

「は?クリスマスイヴに結婚?!意味がわからないんだけど、ちゃんと一から説明してよ!」

琴美が作ってくれたご馳走を食べながら、みんなで話し合ったことを報告した。義理の兄妹でも結婚できるけれど、あえてそうはせず、先に私たちが結婚して、その後お父さんたちが再婚するということも。
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