鬼上司?と嘘恋から始めるスイートラブ
今日もその交流会で冴子さんからの呼び出しを受け、ピンクのボーダーのパーカーのセットウェアを来てお向かいの家に向かった。


最初はちゃんと服を来て行っていたけれど、冴子さんにもっとリラックスしてきてほしいと言われ部屋着でお邪魔している。


「あっ、ごめん。自分の家にいるからつい夢中になってて」


「もうっ、あんたちっとも変わらないわね。昔からゲームやらマンガやら好きだし、ダラダラしてるし、とても三十歳の課長とは思えないわよ」


私が美晴ちゃんと話すからあんたはタバコでも吸ってきなさいと課長を立たせ、私の隣に座る冴子さん。


渋々と立ち上がり換気扇の前にのそのそと向かう課長。なんだか、課長っていうのも不思議なくらい私の目に映るあの人は子どもっぽく見える。


でも、男の人ってそういう人が多いのかな?お父さんも見た目は出来る上司でダンディだけれど家ではゴロゴロしながらテレビばっかり見ているし。

オンとオフの切り替え、デキる男の人ほどギャップがあるのがまたいいな。
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