やばい、可愛すぎ。
みなへしの花……?
気になって、ポケットから携帯を取り出して検索をかける。
花の名前は───『女郎花』
そして、下にスクロールしていって、俺の指が止まる。
「……そういう、ことか」
簡単な小学生でも解けるような、この問題を。
なぜ、こうしてわざわざしたのか───わかった気がした。
後は、探すだけ。
そうすれば、きっと。
「……よし」
ぱたり、と本を閉じて元の位置に戻すとちょうど、
キンコンカンコーン、と学校の鐘の音に、俺は目を細めて───図書室を後にした。