心底、不思議。~不機嫌カナタとゴキゲンみーちゃん~
……………あーはいはいはい。

分かった、分かった!!

あたしが悪うございました!!


いつもの長ったらしい説教が始まりそうな気配を察して、あたしはすぐにカナタの口を塞ごうと手を伸ばした。


しかし、無駄な長身の持ち主であるカナタはさっと顔を背け、あたしの手をつかんだ。


………くそっ、やられた!!


悔しげに睨みつけるあたしの手をぎゅっと握りしめ、カナタはさらに言葉を続ける。



「…………それにさ。

確かに今は車が周りにいないけど。

一寸先は闇っていう諺、知ってるでしょ?

もし赤信号で横断歩道を渡ってる最中に、急なめまいに襲われて倒れたら?

そしてそこに、タイミング悪く車が来てしまったら?」



あー、分かるよ、分かりますよ、あなたの言いたいことは………。


だからそれ以上言うな!!


と思っても、カナタのマシンガントークが止まるはずもない。



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