吸血鬼たちに甘く囁かれて

庶務ちゃんが帰った後の生徒会室

≈生徒会side≈





「フフッ、祈織ちゃん庶務のことやってくれるってね」


どこからともなく楓が喋り出す。


「あぁ、これからが楽しみだな」


棗が口元に弧を描きながら呟いた。


他の3人も口には出していないが笑っている。


「ところでさぁ、みんなは祈織ちゃんのことどお思っているの?」


前触れもなく楓が質問する。


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