僕らのルール
「真美、お願いだからなにも聞かずに今日私に付き合ってくれないかな・・・」
ずっと、切り出せなくてとうとうライブ当日の放課後になってしまった。
とりあえず、親友の真美が好きなチョコレートのお菓子をわいろとして渡しながらお願いしてみる。
「いいけど。どしたの、泉がそんなこと言うなんて珍しい。」
ぽかんとしつつ、ちゃっかりわいろを受け取るところが真美らしい。
「ありがとうー!さすが親友!!」
「まぁね」
とりあえず、ライブへ向かう途中で説明はするとして、
ひとりで参加するっていう不安はなくなった。
「ふたりでどこいくんー?」
と、私たちの間に入ってくる斉藤くん。
・・・最近気づいたんだけど、斉藤くんは真美のことが好きなんじゃないだろうか。
よく私たちのそばにくるし、会話には参加するし。
「斉藤くんには教えない!女同士の秘密なのー!」
と、そんなことを言ってごまかしてみる。
「秘密?そうなんか・・・残念」
しょぼーんとした背中を見せて、帰っていく姿に若干申し訳なくなるけど
斉藤くんをライブに連れていく理由なんてないしな・・・
なんとなく、ややこしくなりそうだし。
(ごめん、今日は真美を独り占めさせて斉藤くん!)
ずっと、切り出せなくてとうとうライブ当日の放課後になってしまった。
とりあえず、親友の真美が好きなチョコレートのお菓子をわいろとして渡しながらお願いしてみる。
「いいけど。どしたの、泉がそんなこと言うなんて珍しい。」
ぽかんとしつつ、ちゃっかりわいろを受け取るところが真美らしい。
「ありがとうー!さすが親友!!」
「まぁね」
とりあえず、ライブへ向かう途中で説明はするとして、
ひとりで参加するっていう不安はなくなった。
「ふたりでどこいくんー?」
と、私たちの間に入ってくる斉藤くん。
・・・最近気づいたんだけど、斉藤くんは真美のことが好きなんじゃないだろうか。
よく私たちのそばにくるし、会話には参加するし。
「斉藤くんには教えない!女同士の秘密なのー!」
と、そんなことを言ってごまかしてみる。
「秘密?そうなんか・・・残念」
しょぼーんとした背中を見せて、帰っていく姿に若干申し訳なくなるけど
斉藤くんをライブに連れていく理由なんてないしな・・・
なんとなく、ややこしくなりそうだし。
(ごめん、今日は真美を独り占めさせて斉藤くん!)