キミノソラ
そんな事を思いながら、あたしは必死に涙を堪えていた。



薬を受け取りあたしはバスに乗り、家へと向かう。



家に帰ると、もうお母さんが帰って来ていた。



「ユイが心配で早く仕事終わらせてきちゃった。病院はどうだったの?」



「お母さん、ソウって病気なの?だから、あたしに会ってくれないの?」



「いきなりどうしたのよ?」



「病院で見ちゃったの。ソウが点滴引きずって歩いてるとこ。ソウは病気なの?」



「お母さんもよく分からないの。」
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