キミノソラ
「花火見てるんや。」



と、オレはいつもより少し強い口調で答えた。



「ユイちゃん一緒やないの珍しいな。」



やっぱりこいつは敏感だ、と思いながらカノンに正直に今まであったことを話す。



オレが本心を話せるのは、カノンくらいしか居ないし。



「そーなんかぁ…。でも、ソウは凄いな。自分の想いを正直に言えて。」



「でも、もうユイとは上手くやっていけないよ。」



「そんな事ない。ソウが告ったってユイちゃんとソウはずっと友達のままやろ?」
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