死神のレシピ
おっと!猫ちゃんの事を忘れてた



私は猫ちゃんとジャーキーを交互に見た



はぁ~



大きな溜息をつくと、猫ちゃんを下に降ろした



私を見つめる猫ちゃんに最後の食料のジャーキーを与えた



相当お腹が減っていたらしく、猫ちゃんはスグにジャーキーにかぶりつく



「ごめんね
これしかなくて。
じゃあね、猫ちゃん。」



私は立ち上がって夜の街を、魂を求めて彷徨った


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