死神のレシピ
「一つ、提案があります。」



「なんですか?」



「私がこの子を天国まで
案内しました

だから最後までこの子を
見届ける責任があります

この子が天国学校に
入学するまでの間
私がこの子の面倒を
みるわけには
いけませんか?」



「全然構いませんよ
むしろ、そう言っていただいて
うちとしても助かります
ありがとうございます。」



職員の人にお礼を言われちゃった



「と、言うわけで
もう少し一緒にいさせてね。」



私がそう言うと、ダレルは私に抱きついてきた



しっかりしてそうでも、やっぱり子供だな



その後、私達は用意された宿泊施設に向かった



部屋に着くと、ダレルは食事もしないで眠ってしまった



いろんな事があって疲れたんだろうな



眠っていても私のパーカーを掴んだままだった


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