愛というキモチのカタチ。

「起きてたのか。」


いきなり背中から覆いかぶさるように抱きしめられて飛び上がるほど驚く。

「お、おはよっ」


朝から密度が高すぎて溶けてしまう。



ちゅ、と首筋に唇が触れる。


「あー、やっぱいいよな。おふくろが帰ってくるかも、とかいう心配ないし。このはんちのおじさんおばさんに気を使わずにお前を存分に堪能出来るし。

早くにこうすればよかった。」



・・・動機が不純ですけど。


スリスリと頬ずりされてくすぐったくなる。

小さい時、こうやってスリスリされてヒゲがチクチクするから嫌って言った事があったっけ。

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