あたしと3人の王子様*



「ふぅ......ついたー!」

「颯ちゃんごめんね!ありがとう」

「大丈夫大丈夫!それよりクラス見てきたら?」




あ!そうだった!




「祥太、見てこよ?

 颯ちゃんありがとね!」

「また帰りにな!」




帰りも颯ちゃんと一緒なのか~




颯ちゃんは1個年上だから、中学最後の1年間は一緒に行けなかった




あたしは遠くなっていく颯ちゃんの背中を見つめていた




颯ちゃんの背中は大きくて




暖かくて安心する




「おい、ボケーっとしてないで早く行くぞ?」

「あ、ごめんごめん」



< 4 / 289 >

この作品をシェア

pagetop