あたしと3人の王子様*



「あーもう!本当にカワイすぎる……」




なんて言って少し溜め息をつくヒロくんがあたしにとっては訳がわからなかった




「え、どういうこと?」

「花ちゃんはわかんなくていー……でもその顔、颯太くんには見せないでよ」




急に真剣な顔をして見つめられたら、理由も聞けなくなる




「ハァー……花ちゃん早く、俺のものになればいいのに」




お、俺のものって!




途端に顔がカーッと赤くなるのが自分でもわかった




それに気がついていないヒロくんはそのまま話し続けた




「って、そりゃまだ無理だよなー
ずっと颯太くんを好きなわけだし……
あー……自信ねーな」




珍しくヒロくんが弱気……?




意外な一面だな~


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