一目惚れから始まる恋
俺はジュンの方をしっかり向いて
『俺、ジュンを幸せにするって約束はできない…でも、俺が幸せになれるって自信はある…
ジュンを哀しませたりせんから
俺の彼女になってくれん!?』
っていったら…

ジュンは泣きながら笑って
『トキは、バカだね♪
私もトキを幸せにする自信なんてないよ…でも、私が幸せになる自信はあるよ
私でいいの!?本当に…』

って

俺は
『当たり前だろ!!何年溜め込んだとおもってんだよ』

『俺たちはずいぶん怖がりだったな…
俺もジュンもバカだな…』

ふふっ
って笑うジュンを

抱きしめた…
『これからもよろしくなっ』
俺の胸の辺りでジュンが頷いた

『もう少しこのままでいいか』
って聞くと

『いいよ…』
って見上げていってきたジュンに
やっぱりドキドキしたんだ…

初めて見た時と同じで黒目勝ちの大きな目を上目髄で見られると…

俺は…

ぎゅっと

ジュンを抱き寄せた…

花火の日俺はジュンを今みたいに抱き寄せた…
本能のままに…
きっと今と同じ
いや、今のが力強いかも…

アノときは~まだ
遠慮がちだったから…

俺たちは今日から

リア充…

俺は抱きしめたジュンの頭の上に顎をおき笑った…
って言うより

微笑んだんだ

幸せすぎて…

君以外何も要らない…


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