一心同体、おれぼっち。
“死んでもらう”

1





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チャイムの音と同時に、教室に戻ってきた俺達。


予想通り、いつもは煩い教師も今回は見逃してくれた。


まぁ、優等生が2人もいるからなぁ。


もし俺が教師の立場でも、秀才と真面目クン同時にサボりだし、見逃すわ。


昊に至っては、可愛い美少年だしなぁ…


怒れねぇよな。


「翔和!帰るよ!」


教室の後ろのドアから俺を呼ぶ声。


毎週火曜日と金曜日は美衣が九条家の家事を手伝いにくる。


だから、普段は一人で帰宅する俺も、その日は美衣と帰宅するのだ。



「わーった。わーった。今行く。」



あんまり美衣を待たせると愚痴を言われるから、急いで支度をする。


………支度っていっても、置き勉だからカバン持つだけだけどな。






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