殺し続ける
覚醒
「お父…さん?」
俺が返り血を浴びる姿を、呆然と見ていた少女が、今、気づいたかのように声をあげた。
少女が、ゆっくりと近寄ってきた。

「お兄ちゃん…お父さんは…死んじゃったの?」
……?

あれ…?

俺は、違和感を感じた。
「生きていたら…凄いな」

俺は、血を洗い流そうと台所の蛇口をひねった。

冷たい水を出し、顔を洗い、そのまま髪を濡らす。



……


……


「…っ!?」
手が震え出すのが、自分でも分かった。

おい…
ちょっと待て…



……妄想だろ!?

俺は、勢いよく顔をあげ、辺りを見回す。

すぐそこに血だまりが、
その中に無残な姿の男と、呆然とそれを見つめている少女がいた。




妄想じゃない……。
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