【企画】いざ、勝負【キャラバト】
『全妖怪お友達計画』。それが彼女の夢であり目標。
種族を超えた友情。そう簡単に出来るものではないが、少なくとも依子にとっては可能である。
現に、彼女がいる神社周辺には、『依子の友達』という妖怪が数多い。彼女の人柄、強さに惹かれているからだ。
「ホントに?」「お友達?」「なれるの?」
「勿論。どう?私と友達になってくれる?」
再びの依子の提案。それに対し、豆狸達はピョンピョン飛び跳ねて喜びを表現しながら受け入れた。
「わーい!」「やったー!」「お友達ー!」
そんな子供達を見て、依子も満面の笑みを浮かべた。
「時間があったらまたここに来るね。そうでなくとも、君達も遊びにおいでよ。立宮神社っていうところに私はいるから。それにいろんな妖怪達がいて、みんなと友達になれるよ」