続》スウィートレッスン

あたしのすぐ隣を猛スピードで走る自転車が通り過ぎていく。


もう少しのところで、その自転車と正面衝突するところだった。


ホッと胸を撫で下ろすと…


「ヒナちゃん 大丈夫!?」


こっちに走って来てくれたアキラ先生の心配そうな声と


『お前 今 誰と一緒にいんの?』


ケータイから冷たい声が聞こえてきた。


対象的な2つの声が重なった時


『あのね ダイちゃん…』


そこで ケータイの充電が切れてしまい、暗闇のように色を失くしたディスプレイ。



それと同時に、あたしの目の前も 真っ暗になった。
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