天国からあなたに
天国のあなたへ 0.5
昂太(こうた)と初めて出会ったのは、中学3年生のときだった。
正確にいうと、卒業まであと1ヶ月とせまった2月。
田舎でも、都会でもない町にある、たったひとつの駅。
私は1番線の下り方面のホームに、昂太は、2番線の上り方面のホームに向かう途中の長い通路。
その通路で昂太とすれ違ったのが、お互いの姿を見た初めての出会いだった。
その日は平日で、朝の駅にはいつもと変わらず制服姿の学生や、スーツを着たサラリーマンであふれていた。
私も、いつもと変わらない日常に同化して、駅の改札に向かっていた。
上り方面に向かう通路の窓からは、天気がいいと太陽の光が差しこむ。
私は、その太陽をいつも眺めなら歩いている。
私にとっては、何気無いことだった。
だけど、その日は、太陽の光を眺めていた私の視界に、いつもと違う光景が現れたの。
正確にいうと、卒業まであと1ヶ月とせまった2月。
田舎でも、都会でもない町にある、たったひとつの駅。
私は1番線の下り方面のホームに、昂太は、2番線の上り方面のホームに向かう途中の長い通路。
その通路で昂太とすれ違ったのが、お互いの姿を見た初めての出会いだった。
その日は平日で、朝の駅にはいつもと変わらず制服姿の学生や、スーツを着たサラリーマンであふれていた。
私も、いつもと変わらない日常に同化して、駅の改札に向かっていた。
上り方面に向かう通路の窓からは、天気がいいと太陽の光が差しこむ。
私は、その太陽をいつも眺めなら歩いている。
私にとっては、何気無いことだった。
だけど、その日は、太陽の光を眺めていた私の視界に、いつもと違う光景が現れたの。