風が伝える


「千陽?」

「ん?」

ゆっくり体を離す

「今日…俺の家…来れる?」

「え?」

「そ…の…」

顔を真っ赤にする竹野くん

その顔が可愛くて愛おしくて

「ささっき俺が…傷をなお…す…」

こんな気持ち始めて

クスッ

「ち…はる…」

「竹野くん…顔真っ赤」


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