This is us -2

Side Ren




さとりは夢の国で、子供のようにはしゃいで。

大きな耳を付けて、首からポップコーンをさげて上機嫌。


「結城くん!写真撮ってー!」


眩しいくらい弾けた笑顔を俺に向ける。

「ほら、結城くんもあそこに立って」

「俺はいいって…」

「いいから!思い出!」

仕方なくカメラに向かってポーズをとった。

これまでにも写真をたくさん撮って、さとりはアルバムに貼っている。

月日が経てば経つほどに、思い出が増えていく。

手を繋いで、さとりと思いっきり楽しんだ。


やっぱり彼女といると、自然体だし楽しい。


他の言い寄ってくる女には全く興味がない。

さとりしかいない。


幸せだ。


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