恋の片道切符

私、篠崎さんのこと好きなのかな。

でも何故、あの言葉がすんなりと出てきたのだろう。

「私、篠崎さんのこと好きかも」

なんて。

ずっとずっと、その言葉が頭の中でリピートされる。

曇った気持ちを振り払うように私は机から身体を離し、ベッドに倒れ込んだ。

そして夢の中に入るのをじっと待った。

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