白姫*


叶「やっ…は、はやくっ!


  はやくしてよ理貴っ」










さっさと終わらせたかった









理「叶恵っ


  それでこそだよっ


  俺と1つになりたいんだよな…」




       ・・・
そして、私達はひとつになった





行為が終わってもなお、


ずっと愛撫をやめない彼




下半身も、


私の足元もビチョビチョだった








涙も枯れて出てこない




ただ、ただわかるのは






さっきの会話…








腰をふる彼の言葉




理「叶恵っ叶恵っっ







  これ、撮ってるから…ぁっ……









  服従してくれないと






  見せるからっっ…」







彼は…理貴は私の好きな人を知っていた













そして、








クローゼットの隅にある





赤い小さなランプの光っているビデオを見て















死んだように笑った






< 115 / 249 >

この作品をシェア

pagetop