白姫*



寸前でなんとか止めることのできたナイフは





私の手にしか握られてはいなかった




私の手はナイフの柄をもっていないから




血がポタポタと落ちている





叶「すごいね



  あなただけだよ。私に傷を入れたのは












  さすが私のお友達………




















  柚」






柚「っ…………叶恵っ…………」





月「柚さんっ!!」




月君が柚を追いかけて走ってきた




どうやら途中で置いていかれたらしい




< 56 / 249 >

この作品をシェア

pagetop