∞妄想世界∞
そおなるチャンスは全くなかったわけじゃなくて。

あの初めて想いが通じ合ったイヴの夜だって、大樹くんが家まで送ってくれたわけで。

一人住まいの私は深く考えもせず
「コーヒーでも飲んでく?」
て声をかけたわけなんだけど。


運転席に座る大樹くんが

「いいんすか? トーコ先輩。
 俺、すげー送り狼になる自信ありますよ?」

て。それはもう色気たっぷりの意地悪モードで宣ったのよ。
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