フライパン×プライバシー!


「うーん道は遠いです……」



六時。
そう呟く少女。
果たしてなんの道なのだろうか?

傍観している身としては、検討もつかない……



7時。
もう夜だというのに、少女はまだ帰らない。
それどころか、滑り台に滑ってまた叫んでいる。


『フライパン×プライバシー!』


またフライパンにプライバシーだ。
ここまでくると好き者としか思えない。


……あ、滑り台から落ちた。
案外、おっちょこちょいなのかもしれない。



九時。
今度は何やらサークル的なものを周りに描き出した。


……やらかしそうだ。
根拠はないがそんな気がした。


寒いから帰ろうかと思ったが……
仕方ない、もう少しだけ居よう。



< 3 / 11 >

この作品をシェア

pagetop