フライパン×プライバシー!
「うーん道は遠いです……」
六時。
そう呟く少女。
果たしてなんの道なのだろうか?
傍観している身としては、検討もつかない……
7時。
もう夜だというのに、少女はまだ帰らない。
それどころか、滑り台に滑ってまた叫んでいる。
『フライパン×プライバシー!』
またフライパンにプライバシーだ。
ここまでくると好き者としか思えない。
……あ、滑り台から落ちた。
案外、おっちょこちょいなのかもしれない。
九時。
今度は何やらサークル的なものを周りに描き出した。
……やらかしそうだ。
根拠はないがそんな気がした。
寒いから帰ろうかと思ったが……
仕方ない、もう少しだけ居よう。