フライパン×プライバシー!



−−−結局、何でもなかったんだ。



ただ、公園に少女が居て。
余りにも楽しそうに遊ぶから。
しかもフライパンで。

気になった、だけだった。



それにしても幸せだったな。
子ども時の憧れだよな、ああいうの。





……時々家に飾ってある、あの時のフライパンを見て思い出すんだ。




ああ、またあの時の少女がどこかの公園で、
『フライパン×プライバシー!』、と。
そう言っているのを見たら、教えて欲しい。

約束だぞ?



……じゃあ、終わりにするとしますか。



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