フリーターと国語の先生。



「えっ……」

「どうした」


声が出ない。

何か、胸が熱い。


目頭も。


ああ、柳瀬の顔がぼやける。


客の少ないコンビニでよかった。


だって、わたし泣いてるじゃん、いま。


「……つらかったか」

「っ、うん」

「風当たり、強かっただろう」
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