黒イ世界
「見せてやろうか?」



「…え?」

そういうと彼は着ていたシャツを脱ぎ背中を向けた。

背から腕にかけて血のように紅い花がそこにはあった。
言葉が出ない。






気持ち悪いという反面、美しいと思ってしまう自分がいた。


何も言わずにシャツを着ると、彼はボタンをとめた。


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