続・新撰組と妖狐ちゃん!
「…で、まさかとは思うけどさ、
此処でする気?」
「もちろん。」
あたしの質問に即答した沖田は、
何処からか蝋燭を取り出して
火をつけた。
…用意周到だな、マジで。
あたしが顔を引きつらせているのも御構い無しに、沖田は勝手に話を進めていく←
「じゃー、一番に話したい人ー」
「はいはい!俺から!!!」
何故か超ノリ気の幹部の皆様←
立候補したのは平助。
皆で一本の蝋燭を囲み、
畳に輪になって座った。
「…ねぇ、マジでやるの。」
寝たいんだけど。
と、沖田に訴えるが、
「じゃあ、平助一番。
下手だったらこの部屋から追放ね。」
がっつりあたしを無視←
何だよ、人の部屋で人の許可無しに
何始めようとしてんだコノヤロー。
というか、下手だったら追放?
是非、追放していただきたいのだけど。
そんな事を考えているうちに、
平助の怪談話が始まった。
「…昔、とある山奥に一人の男が住んでいました…」
しかも、声のトーンを落として、
めっちゃ雰囲気出そうとしている←
平助かゆっくりと話を続ける。
「…ある吹雪の夜、男が床につこうとした時、戸をトントンと叩く音が聞こe
「それ雪女だろ。はい、平助追放。」
「えぇぇぇぇ!!??」
よくある怪談話に、
あたしはズバッと一刀両断←
「んー、確かにね。
平助、追放←」
沖田が平助をビシッと指差した←
「何それ、まだ俺ちょっとしか喋ってないのに!?」
ショックを受ける平助をよそに、
はいはい!と手を挙げたのは永倉。
そして、勝手に話しだした。
「…昔々、あるところn「面白くなさそうだから却下。はい、永倉追放。」
「何でだー!!??」
まだ何も言ってねぇぞ!?
と、嘆く永倉に、
ちゃっかりまだ残っていた平助が、
「新ぱっつぁん、ドンマイ(笑)」
と、大爆笑←