続・新撰組と妖狐ちゃん!


「…で、まさかとは思うけどさ、
此処でする気?」


「もちろん。」


あたしの質問に即答した沖田は、
何処からか蝋燭を取り出して
火をつけた。


…用意周到だな、マジで。


あたしが顔を引きつらせているのも御構い無しに、沖田は勝手に話を進めていく←


「じゃー、一番に話したい人ー」


「はいはい!俺から!!!」


何故か超ノリ気の幹部の皆様←
立候補したのは平助。


皆で一本の蝋燭を囲み、
畳に輪になって座った。


「…ねぇ、マジでやるの。」


寝たいんだけど。
と、沖田に訴えるが、


「じゃあ、平助一番。
下手だったらこの部屋から追放ね。」


がっつりあたしを無視←


何だよ、人の部屋で人の許可無しに
何始めようとしてんだコノヤロー。


というか、下手だったら追放?
是非、追放していただきたいのだけど。


そんな事を考えているうちに、
平助の怪談話が始まった。


「…昔、とある山奥に一人の男が住んでいました…」


しかも、声のトーンを落として、
めっちゃ雰囲気出そうとしている←


平助かゆっくりと話を続ける。


「…ある吹雪の夜、男が床につこうとした時、戸をトントンと叩く音が聞こe
「それ雪女だろ。はい、平助追放。」


「えぇぇぇぇ!!??」


よくある怪談話に、
あたしはズバッと一刀両断←


「んー、確かにね。
平助、追放←」


沖田が平助をビシッと指差した←


「何それ、まだ俺ちょっとしか喋ってないのに!?」


ショックを受ける平助をよそに、
はいはい!と手を挙げたのは永倉。


そして、勝手に話しだした。


「…昔々、あるところn「面白くなさそうだから却下。はい、永倉追放。」


「何でだー!!??」


まだ何も言ってねぇぞ!?
と、嘆く永倉に、
ちゃっかりまだ残っていた平助が、


「新ぱっつぁん、ドンマイ(笑)」


と、大爆笑←

< 47 / 61 >

この作品をシェア

pagetop