カタキに恋をした。
なにを考えてるかしらねぇけど、とりあえず
「…俺も、ちょい部屋行ってくるわ。」
介「お、お?
なになに、襲っちゃうの!?」
誠「介にぃ、そんなにはしゃがないの。
…で、強引にねじ伏せるの?」
…もう、オマエら兄弟似たもん同士だよ。
「ちげぇよバカ!!
…楓、バカほっといて行くぞ。」
楓「あっ、は、はい…」
慌てて俺の後をついてくる楓。
落ち込んでんのか不安材料があんのかは知らねぇが…
時雨「頼れっつっただろうが…。」
楓「え?
あの、すみません、よく聞こえなかったんですが…」
時雨「…なんでもねぇ。」
俺、なんでか知らねぇけど、楓のことすげぇ気になるんだよ。
心配なんだよ。
危なっかしいし、抜けてるし。
それに、なんか抱え込んでるし…。
部屋についたら、絶対にコイツの不安材料を取り除いてやりたいと思いつつ、部屋への廊下を歩いていった。