カタキに恋をした。
2章

櫻田兄弟の闇




**楓side**



…疑いが晴れたのは良かったけど…




「か、介君、そのけが…」


介君は、ボロボロだった。


それでもあんな動きができるんだから、すごいと思う。




…でもまさか、そのけがはあたしが──




介「…あぁ、別に大したことないよー」


「でも、それっ…あたしが、」


介「楓チャンが…なに?」




とたんに、介君の瞳が鋭く光った気がした。




< 81 / 175 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop