アイシテルSS
「遼さん、彼女できたんすか?」



掃除をしていたこたぁがモップを持って、カウンターの中に入る。



シンが“shot”を引退してから、ここの店長は何故だか俺。



でも、実際に店を動かしてるのは、今俺の独り言を聞き、話しかけてきたこたぁだ。



シンはなんで俺なんかを店長にしたんだろうな……



年功序列ってやつか?!



「遼さん、聞いてます?彼女できたなら連れてきて下さいよ」



「できない、できない。俺なんかにできるわけねぇじゃん」



「何言ってんすか。遼さん、モテるじゃないっすか」



「いやぁ、俺は彼女の作り方すら忘れたからな。今、それを思い出してたとこ」



「彼女の作り方っすか?なんすかそれ?」



「俺の事はいいんだって!!聞いてもクソつまんねぇしな。それよりお前はまだ続いてんのか?」





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