死の携帯電話-ForeverLove-【完結】

3 死霊の巣

闇。

ねっとりと絡み付くような闇。

辺りは闇の中に沈み込んでいる。

僕は額の汗を拭った。

ジットリと湿り気を帯びた生暖かい空気。

早くも玉のような汗が噴出す。

しばらく経ち、ようやく目が慣れ、おぼろげながら辺りの様子が解ってきた。

厚く埃が堆積し、ガラスの破片が散乱した床。

ひび割れが走り、汚れ放題に汚れた壁。

部屋の中には家具等は全く置かれておらずガランとしている。
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