死の携帯電話-ForeverLove-【完結】

2 不在

僕達はホテルのすぐ脇にあるホテルの駐車場に降り立った。

携帯を取り出し、時間を確認する。

午後6:30分。

すでに辺りは夕暮れ、薄暗くなり始めていた。

ホテルを見上げる。

12階建てのお洒落な白亜のリゾートマンションだ。

暗くなり始めた夕暮れの空にシルエットになって浮かび上がっている。

僕は目を転じた。

100m程向うに悲恋湖が夕日の最後の輝きを受けてキラキラと輝いている。

展望は最高なのだが・・・。
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