死の携帯電話-ForeverLove-【完結】
僕は大きく深呼吸した。

それを何回か繰り返す。

ようやく気が静まってきた。

と、その時だった。

突然、ある考えが僕の脳裏に閃いた。

「冬子さん、月島麗子はこの湖で身を投げて自殺したんでしたよね?」

冬子さんがこくりとうなづく。

「えぇ、そうです」

僕は虚空を睨み付けた。

もしかすると・・・。
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