ご主人様に恋をしたっ!!【完】
それからは、どんなに広河くんに話しかけられようと、あたしは耐えた。



えーもー。



ちゃんとガン無視しましたよ。



性格悪いと言われても。



あたしにとっては、追試を乗り切ることのほうが大切ですから。



そんな日々を3日ほど過ごしたとき……。



「あれ。
一颯サマじゃん。
おまえも追試?」



追試対策勉強室を出たところの壁際に、もたれかかる水月くんの姿を見つけた。











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