はるこの遅咲☆妄想日記
「酒が入ってるからって、やばいよ」

私は、大地くんの胸元にもたれかかっては

おいおい泣いて・・・

「大ちゃん・・・大ちゃん・・・」って子供みたいに・・すがりついた。

最初はキモがっていた大地くんも、徐々にその手はあったかくなって

背中を摩る手は、いつのまにか髪の毛を撫でていて

その感触が心地よくって

正直、このまま・・・って気分にすらなる。

「おっと・・・ごめんごめん・・・」お互い阿吽の呼吸でしばし離れると

「なぁ・・・そろそろ、返事聞かせてよ」大地君は急に真剣なまなざしで切出してきた。

タンスの中から取り出した、元彼からの手紙。

その手紙は私を苦しめていた。

遠距離恋愛になるからって、私のために別れを告げた元彼。

「別れてもずっと好き」ってその一文に

私は今でも本当に好きだったら嬉しい・・・なんてだから前へすすめないのかも。

「友達じゃダメなの?」私のお決まりの台詞。

「もう・・・それ・・・何回目?」大地くんはまたヤキモキしたのか強引に唇を奪ってくる。

「もう・・・ダメだってば・・・」チューくらいいいか!って時々軽めのキスをしている私たち。

今日は本気?・・・力づくで自分のものにしたいの・・・?私はなんだか悲しかった。

「そんな乱暴なのはイヤ」

「じゃぁ・・・どうすればいいんだよ・・・俺・・・」

大地くんは少しイジケテ、台所へ行ってしまった。

「もう、寝るね・・・」私はどこまでも自分勝手なのか

その日もふて寝状態・・・。

でも、次の日の朝

やっぱり、この人が好きって思える瞬間に

私は感激が止まらなかった。



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