はるこの遅咲☆妄想日記
「なんだ・・・来ないか・・・」

いつもの電車はもうすぐ来てしまう。

「隣・・・開けといたのにな・・・」乗車列の隣に

彼が並んでいる予定だった。

慌ただしい通勤時間で、後ろからどんどん人が押し寄せてくる

「ん・・・もう・・・あと1分だよ・・・」

時計の秒針まで目で追ってしまう私。

電車がホームに入ってきたとき、

「ごめん」って

私の肩をポンと叩く男がいた。

「うわ・・・彼だ。」私はマスク越しに顔が高揚してしまった。

「ごめんね。遅くなって」

ドアが開いた瞬間

私は彼とはぐれないように彼の腕をぎゅっと掴んだ。

「大丈夫だよ。一緒に行こ。」彼の笑顔はとびっきり爽やかで

「ハイ・・・」私は彼との通勤が毎朝楽しくって♪日に日に仲良くなっていった。

満員電車の中で

その手繋がれたまんま・・・

時折イヤらしく指を絡めて

恋人気分を味わっている

いつか「好き」って本気で言おう。

私は、彼に夢中かも。



~はるこメモ~

馴染みの顔触れがある日、恋人になったら・・・って密かな妄想

生理的に好きな顔ってあるんですよねー。

朝だから・・・いや・・・朝から・・・指を絡ませ合いながら

通勤電車を楽しむなんて

いやらしくて好きです。

きっと・・・毎日楽しくなりますよ。トホホ・・・☆

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