君とみた海~sea a love song*~

ずっと、ずっと
探してたんだ。


会いたかったんだ。
やっと、分かった気がするんだ。
自分が書くべき世界が。


「菜奈、待ってて。
 僕、最高の曲創るから!」


菜奈にそう言うと僕は駆け出した。
ここがビルの中だなんて、気にせず。
ただ、思い出したあの頃を思い出して。


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