君とみた海~sea a love song*~

再び*



「かーいとう!海藤ったら!
 聞こえてるー?」

大学3年生の夏。
暑さに脳がやられそうなくらいで
僕は反応しようと思えずにいた。


「海藤ったら!少しは反応しなさいよ!」

バシッ…


「いってぇーんだよ!
 なんだよ、如月?
 うるさいんだけど…」


僕は後ろにいた中学時代からの腐れ縁の
如月真緒をみる。
本当に思いっきり殴られて少しヒリヒリする。

< 78 / 241 >

この作品をシェア

pagetop