カワイイ系の男の子にはご注意を!?


モヤモヤする気持ちを抱えながら初めての合同水泳授業は終了した。


「…っはぁ、…はっ、ユナちゃ、んっ…」


授業が終わり着替えて教室に向かう途中に、後ろから追いかけてきたハル君に呼び止められた。


「私は先に行ってるね」


ハル君の姿を見て小声で呟き立ち去るみお。

ドキッ

髪はまだ濡れていて、前髪をかき上げながら走ってくるハル君。

いつもと見慣れない姿にまたドキドキしてしまう。


「どうしたの?」

「最後の方元気なかった気がして…、体調悪いのかなって思って心配だったんだ」


迷惑だったかな、と困ったように笑いながら声をかけてくれた。


「ううん!心配してくれてありがとう、少し考え事しちゃってただけだから大丈夫だよ!」

「そっか…」


安心したように微笑むハル君。




< 147 / 181 >

この作品をシェア

pagetop