2人の禁断の恋

??『おっと……あぶねぇ………』

木の隠れから出て来たのは

白髪の赤目の男……


蝶姫『……誰…』

蝶姫はその男を睨む様に見つめる


??『(覚えてねぇ、か……)
俺か??俺はサクリフェル……
あんたと同じ…異人さ………』

男は蝶姫を見てニコリと笑う

蝶姫『……っ!!』

蝶姫は〝異人〟と聞き
自らの姿を見れば
カツラはいつの間にか無くなっていた。


??『カツラなら此処だぜ』


男は蝶姫のカツラを手に持っている
蝶姫は立ち上がるとゆらりと男に近付き
懐に入っていた忍者刀をスルリと抜く


蝶姫『『居合い〝漸〟!!!!』』


蝶姫は居合いで男に斬り掛かる
、、、が


??『あぶねぇじゃねーかよ』

刀身が漆黒の剣でそれを受け止める


蝶姫『……何が目的きです』

蝶姫は男を睨みながら刀をジリジリと推していく

サクリフェル『なーに、様子見さ
綺麗になったな…』

サクリフェルは蝶姫から刀を弾くと
蝶姫の顎を掴み上げニヤリと笑う


蝶姫『だ、れ……っ…』

蝶姫は急にサクリフェルが発した邪気に当てられ
意識を無くす


サクリフェル『今はまだ、知らなくても良い』


サクリフェルはそういうと
蝶姫をそっと抱き上げ
店へと連れて帰った。

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